イブニング・コート

イブニング・コートは、メンズの礼装。
燕尾服と言われるものを指す場合が多いですが、
レディスのイブニング・ドレスの上に羽織るコートも指します。

パーティーやディナーなど、夕刻から夜に出かけるときに
羽織るコートです。

この時間帯は、大まかな場合が多く
午後から夜まで行われる場合、持って行くこともあります。

ハリウッドスターたちが、さまざまな授賞式に望む際
イブニング・コートを着ていることもあります。
見せることも仕事ですから、赤絨毯を歩くときは
コートは脱いでいるか、マネージャーなどが
持って行っているのでしょうね。

車から降りて、イブニング・コートを脱ぐと
見事なイブニング・ドレスが目を引く・・・素敵ですね!
イブニングコート1.JPG


黒系のものが多く、ラメが入っているものも。
きらびやかなものよりも、目立たない黒のような色がいいですね。
コートを脱いだ下のあでやかなドレスとのギャップが
注目を浴びます。

ピー・コート

ピーコート[pea coat]

peaはオランダ語の[pij]粗野な生地を意味する。
これが語源という説が一般的。
オランダでは、「ピーヤッケル」と呼ばれていた。
漁夫や水平が着用していたもので、風の向きに応じて
前身頃が左右どちらでも前にするように工夫されている。
保温性に優れ、丈は腰〜腰下くらいの七分丈、生地はウールの厚手。
細身につくられ、前身頃に縦に切り込んだポケット、
ダブルの前身頃、幅広のノッチド・カラー
濃いブルーが特徴だが、昨今カラフルなものも出ている。

アメリカでは、18世紀に改良型が海軍に採用。
英米では、ピー・ジャケットと呼ぶ。

ピー・コート2-1.jpg


襟をオープンにすると
ピー・コート2-2.jpg

アルスターコート

アルスターコート[Ulster]
イギリス、アイルランド、アルスター地方の
厚手のウール生地を使ったコートに由来する。
アルスターコート2.jpg

アルスターカラー(襟)が特徴で、最近はこの襟を使えば
何でもアルスターコートと呼ぶきらいがある。


防寒を目的とし作られたコートで、トレンチコートの
原型とも言われている。

丈はひざ下まで、腰ベルト・後ろベルト・背バンドが基本。
前の打ち合わせは、ダブル。
袖は折り返し、後ろはセンターベント。

初期の頃は、ケープ(マントのよう)やフードも
用いた。(取り外し、別クロスなど)
シャーロック・ホームズもマント様のケープを
纏っていますね。

オーバー・コートの原型とも言えるコートです。

ダッフル・コート

■ダッフル・コート[duffle coat,duffel coat]

ダッフル・コートは
ダッフル(地名はduffel)ベルギーの北部、
アントワープ(アントウェルペン:Antwerpen)から
15キロほどのところにある町で、
「ダッフル・クロース」と呼ばれる
厚手の毛織物で仕立てられたコート。

北欧漁師が着ていたコートは、第二次世界大戦のとき、
イギリス海軍が軍服として用いられ、以後一般化した。

前合わせはダブルブレストで、
トッグル**という木片ボタンをロープで掛け止めする。
フード付きのショートレングスコート。

ダッフルコート10.jpg



参照⇒ トッグル**



プリンセス・コート

■プリンセス・コート

プリンセスラインのシルエットデザインの、主にレディスコート。

プリンセスラインは、ウエスト部分でディテールをつなぐのではなく、
上半身部分を縦に絞るようにフィットさせる。
腰から裾にかけてはフレアーにして広がりを作る。
プリンセスの名は、英国国王エドワード7世(1841〜1910年)の皇后
アレクサンドラ王妃が皇太子妃(プリンセス)時代に愛用した服の形から。

とってもガーリー&フェミニンなスタイル。
素材によっては、ゴージャスな雰囲気も作れる。

プリンセス・コート.jpg

トレンチコート

トレンチコート

トレンチコートの人気は男女ともに高い。
「キング オブ メンズコート」と異名を持つ。

第一次大戦で、イギリス陸軍が採用した戦闘用防水コート。

トレンチコートのデザインのポイントは、8個ボタンの
ダブルブレスト(両前)コート。塹壕(ざんごう:トレンチ)

水滴を通さないように前後の見頃を覆う覆い布がある。
   ショルダー・フラップ(またはガンパッチ)
軍用目的のデザインが特徴。ベルトは水筒・手榴弾などを下げる
Dリングが4個がついたオールアラウンド・ベルト。
肩先にはエポーレット、袖にはストーム・フラップがついている。

トレンチコートは、バーバリー社の綿ギャバジン素材のものが有名。

トレンチコート.jpg

第一次世界大戦下、
英国で開発された
塹壕戦用外套。
野営の塹壕生活を
余儀なくされた兵士たちのための
工夫が随所に見られる。
各ディテールを見てみると


ケープバック・・・・・背肩に二重にしたあて布
エポレット・・・・・・肩章
ストームストラップ・・袖口の絞りベルト
アルスター・カラー・・前襟を閉じると、防寒・防水・防塵となる。

ウエストにはD型リングがあり、手榴弾や水筒などを吊るした。
などなど機能的である。
現在これらのディテールは、デザイン的な嗜好が大きい。
トレンチコート21_ペインティング.jpg




トレンチコート有名三大ブランド

 ・バーバリー
   1924年"バーバリー・チェック"が誕生。
   当初のカラーバリエーションは、キャメル/赤/黒/白。
   その後、様々なカラーバリエーションを展開。

 ・アクアスキュータム
   1851年創業。ロンドンのリージェント通り、高級被服老舗ブランド。
   由来はラテン語で「水」を表すaquaと「楯」を表すscutum造語
   「防水」を意味する。 

 ・マッキントッシュ
   スコットランドのアウターブランド。
   チャールズ・マッキントッシュが発明した技術と伝統を今に伝える。
   エルメスやグッチ等からもオーダーを受けている。

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